2000本以上の紅葉と国宝の建造物をライトアップする石山寺の「あたら夜もみじ」は今年も期待どおり開催されます。
日本夜景遺産登録されているこの景色は、この時期の限定となっていますので、まだ見た事の無い人も昨年見に行った人も幻想的なライトアップとアーティストによるコンサートを楽しんで下さいね。
そして、石山寺を訪れた時のもう一つの楽しみは、紫式部も愛したと言われている秋月祭です。
これは石山寺は実は紅葉の名所と同時に遡る事平安時代から伝わるお月見の名所としても有名なのです。
期間中様々なイベントも行われますのでぜひ楽しみにして出かけて下さいね。
石山寺の紅葉2023のライトアップの時間帯
まずは、石山寺の紅葉とライトアップの楽しみ方からです。
石山寺の紅葉は、寺の境内にある2000本以上のもみじやカエデなどが一斉に色付き、あたり一面が真っ赤に染まる圧巻の景色となります。
見所ポイントとしては、天然記念物である硅灰石に映える紅葉は絶対に見逃さないようにして下さいね。
そして、石山寺での紅葉の本当の楽しみ方はライトアップされた紅葉なのです。この景観は日本夜景遺産にも登録されている、まさに絶景と言っていい眺めとなります。
2023年もライトアップは実施されるので今年石山寺を訪れようと思っている人はライトアップの時期や時間帯をよくチェックして行くようにして下さいね。
石山寺 あらた夜もみじ 2023年 | |
開催期間 | 2023年11月10日(金)~11月26日(日) |
時間 | 午後5時半~午後9時(最終入山時刻 午後8時半) |
場所 | 石山寺境内一帯 |
もう一つの情報としては、石山寺に入るには入山料が必要となります。
夜間入山料:大人800円 中高生600円 小学生300円
団体料金:大人800円(30名以上 中高生以下は設定なし)
また日中の入山料とライトアップ時間は入れ替え制となっていて両方の紅葉を見たい場合はそれぞれの時間で料金を納めて入山する必要があるので注意して下さいね。
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石山寺の紅葉時期の秋月祭情報!
石山寺のもう一つの楽しみ方として紹介しておきたいのが秋月祭です。
秋月祭は例年、紅葉の時期よりもちょっと早い時期に開催されます。
2020年は10月2日(金)と3日(土)に行われました。2021年は、9月20日(月・祝)と21日(火・中秋)に予定されていましたが、残念ながらコロナの影響で緊急事態宣言発令にともない、中止となりました。
これは中秋の名月に合わせ行われ、期間中は、おおよそ2000個ものグラスキャンドルの行燈でライトアップされるのでとっても幻想的な景色が広がります。
境内にある月見亭から眺める月は、近江八景の石山の秋月にも描かれているので事前に調べて行くと感激もひとしおかもしれませんね。
2021年の秋月祭りの詳細
2021年の秋月祭りは緊急事態宣言発令のために、中止となりましたが、9月21日(火・祝)の「紫式部法要」のみで、僧侶と関係者だけでの開催となりました。
2020年の秋月祭の詳細
2020年は芭蕉庵前(月見亭横)で3名の奏者による二胡の演奏を見ることが出来ます。
時間は18時30~と19時15分~の二回、それぞれ約30分の予定となっています。
中秋の名月とともに奏でられる二胡の美しい調べを堪能できそうですね。
月にちなんだ曲を演奏してくれます。
国宝の多宝塔縁側では、毎年恒例となった竹灯籠グループによる竹灯籠の展示が今年も見られます。
石山寺の秋月祭
月見堂で粘ってみたもののお月様の顔は見られず😭
「あっ!お月さん!」石山寺を出る間際に娘。
シャッターチャンスは逃しましたが本当に月の面積だけ雲に隙間ができて、奇跡の一瞬でした😆#石山寺 #秋月祭 #中秋の名月 #お月様 #おぼろ月 pic.twitter.com/M8lbdEK9do
— たたの整体院 (@SeitaiinTatano) October 4, 2020
2018年の秋月祭の様子
明日9月23日と24日は秋月祭✨
中秋の名月を愛でるお月見会です。
紫式部も見た「石山の秋月」を、どうぞお楽しみください。
コンサートや十二単着装体験、月あかり瞑想体験などもございます。https://t.co/4P0EVwOv50#石山寺 #秋月祭 #お月見 #ライトアップ #滋賀 #大津市 #観光 pic.twitter.com/XQwJEuWqIi— 石山寺 Ishiyamadera (@Ishiyamadera_T) September 22, 2018
秋月祭の注目のイベントとしては、国宝である石山寺本堂の相の間で行われる「ひとり物語&能管演奏」で源氏物語の世界で会場を包み込みました。
更には月の調べコンサートも開催され葉衛陽さん、さくらさん親子による中国琵琶を使った生演奏や朝鮮半島の民族弦楽器ソヘグムとピアノのハーモニーが楽しめ、とても風流で贅沢な時間を過ごす事ができますよ。
淳浄館では、月明かり瞑想体験も行われています。
これは、紫式部が源氏物語を思いついた時は瞑想を行なっていたと言われている事から体験できるようになっています。
なお、このイベントは両日19時からで先着15名までと狭き門なので興味ある方は早めに受付を済ませるようにしてくださいね。
なお、残念ながら事前予約はできず全て当日会場での受付になるそうです。
この秋月祭を楽しむ為にかかるのはイベント会場である石山寺への入場料として大人600円、子供250円がかかります。
また、一部のイベントについては別途料金がかかるものもありますが、コンサートなどは全て無料なので楽しんで下さいね。
なお、イベント開催時間は18時から21時までとなっており、少々の雨でも実行します。
更に紫式部が見たと言われている瀬田川に映る月を見てみたいという欲張りの人にお勧めなのが、瀬田川で行われているお月見クルーズです。
乗船する為には17時〜と17時45分〜、18時30分〜、19時15分〜の乗船にあわせて受付をするようにしてください。大人600円、子供300円で約30分のお月見クルーズが楽しめますよ。
石山寺「秋月祭」公式サイトはこちら
まとめ
石山寺は、滋賀県の琵琶湖南端に位置し目の前を瀬田川が流れる非常に歴史あるお寺なのですが、「秋月祭」や「あたら夜もみじ」と言ったようなライトアップをうまく使ったイベントで我々を大変楽しませてくれるスポットです。
幻想的な夜の景色は日本夜景遺産にも登録されているものなので行けば必ず感動するはずです。
「秋月祭」では2000個もの行燈で中秋の名月を、そして「あたら夜もみじ」では綺麗にライトアップされた2000本以上の紅葉と国宝級の建造物を心ゆくまで堪能してくださいね。