『機動戦士ガンダムサンダーボルト』は、2012年から「ビッグコミックスペリオール」に太田垣康男先生が連載した漫画を原作にしたアニメです。
オシャレな洋楽とハードボイルドな作風、映画並みの画質に引き込まれ、迫力満点の戦闘シーンに釘付けになってしまう魅力があります。
ガンダムシリーズの異色作『サンダーボルト』について紹介しましょう。
ガンダムサンダーボルト あらすじ
機動戦士ガンダム サンダーボルトの劇場版を観た。
リアルな戦争がそこにはあった。
心が傷む。 pic.twitter.com/nGX3Zogoep— ボク、ゆきおです。 (@gaI1lODlIc027nD) March 18, 2021
『ガンダムサンダーボルト』は、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイやシャア・アズナブルが戦った一年戦争の末期から始まり、スペースコロニー「ムーア」の再興をかかげるムーア師団とジオン軍のリビングデッド部隊との激しい戦闘を繰り広げていくストーリーです。
タイトルのサンダーボルトは、戦争で破壊されたスペースコロニーや戦艦の瓦礫「スペースデブリ」が集まる危険な宙域を言います。
もとはスペースコロニー「ムーア」があった宙域ですが、現在はジオン軍の要塞の補給経路として使われており、制宙権を巡りムーア師団とリビングデッド部隊は衝突を繰り返してきました。
本作の主役は、ムーア師団に所属し、フルアーマーガンダムのパイロットのイオ・フレミング。
フリー・ジャズを愛し、目的のためなら卑劣な手段もいとわない性格のパイロット。
サンダーボルト宙域で、イオは敵パイロットを殺してモビルスーツを奪取。通信を使ってリビングデッド部隊のダリル・ローレンツの義足と彼の音楽の趣味をあざ笑います。
仲間を侮辱されたダリルはイオに強い憎しみを覚え、イオを必ず撃墜させると心に決めました。
終戦間際の激動の時代、ふたりのエースパイロットがサンダーボルト宙域、そして地球で衝突を重ねていく物語です。
ガンダムサンダーボルト1期/劇場版「DECEMBER SKY」
2週間限定上映中の「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」は Play ストアでも観られるよ。新作カットを加えたディレクターズカット版は観ないと損! https://t.co/ZGyX3BSa16 pic.twitter.com/A1W2X6Ch6G
— Google Play (@GooglePlay) June 27, 2016
アニメ第1期は、一年戦争末期のサンダーボルト宙域を舞台に、イオとダリルの出会いと対決、一年戦争終戦までを4話にわたって描かれています。
短編作品ですので、ストーリーの説明や登場人物の過去がわかりづらいところもあり、原作を読む必要がある場面もありました。
それでもフルアーマーガンダムとサイコザクの激闘を中心に、息をのむような戦闘シーンがふんだんに盛り込まれているので、満足感はある作品に仕上がっています。
1期全話と配信でカットされたシーンを追加した劇場版があるので、配信版よりも劇場版を見るのがオススメです。
ガンダムサンダーボルト2期/BANDIT FLOWER
【映画評】狂気に包まれた不毛な残酷さーー『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』の特殊性#g_tb #機動戦士ガンダムサンダーボルト #rsmovie_映画評
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2期は、一年戦争終結後の地球を舞台に、イオの舞台とダリル達ジオンの残党勢力、多くの信者を抱える宗教色の強い反政府組織・南洋同盟の三つ巴の戦況が描かれました。
機体と義手・義足と接続してモビルスーツをよりしなやかな動きを可能にするシステム「リユース・サイコ・デバイス」のデータを南洋同盟が入手。
カスタマイズし、思念で誰でもモビルスーツを乗りこなせるシステムを作り、武装していました。
地球に降下していたダリル達ジオン軍の残党は悪用を防ぐためにデータを回収に、イオ達もシステムのデータをねらい南洋同盟と戦闘を繰り広げていきます。
ガンダムシリーズで一番好き♥
マジで面白いから見て
こんなにアッガイがかっこよく見えるアニメは無い
ガンダム サンダーボルト pic.twitter.com/Ug4QSNykaI— 九狼義経 (@AragakiPersona) March 6, 2018
アッガイ、ゴッグなど少し丸みを帯びたデザインが愛らしいモビルスーツ達が、無骨で重厚感のあるデザインになっているのが魅力のひとつ。
見た目こそ強そうになりましたが、量産機で強敵・南洋同盟やイオ達と激しい戦闘を繰り広げていくのが、ハラハラドキドキさせられます。
ダリルが思いを寄せる技術者のカーラとの関係の変化、イオが戦場で思わぬ再会を果たすなど、短人間ドラマがこれからどうなるかも気になってくるでしょう。
こちらも、5話から8話までをまとめてカットされた映像を盛り込んだ映画「BANDIT FLOWER」があります。
ガンダムサンダーボルト 魅力
「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」視聴
ガンダム最終回を前に、これを見たかった。
ハードボイルドとジャズが好きな僕が、この作品を嫌いなはずはない。登場人物が汗臭く、戦争という病に犯されていて、刹那的。MSもかっこいいし、本当に好き pic.twitter.com/oxviGcjtl1— 筑前筑後/☆☆☆☆☆☆☆ (@chikuzen_1982) November 25, 2019
一方で、連邦軍の学徒兵が戦場で古参兵に翻弄され散っていく姿や、勝つためには腕や脚を損傷した兵士も最前線で戦わる姿、機体を操縦させるために腕を取って義手に付け替えるなど、戦争の凄惨な側面がふんだんに描かれています。
他のガンダム作品のように、登場人物それぞれに信念や正義がないため、敵への憎しみをぶつけて戦う姿は、本物の戦争映画さながら。
重厚な世界観や泥臭さのある戦闘シーンが好きな方はきっと気に入るでしょう。
イオとダリルの戦闘シーンではイオの出撃時に「ジャズ」、ダリルの出撃時に「洋楽のポップソング」と二人の好きな楽曲が使われているのも斬新で、他のロボットアニメとひと味違う存在感を放っているのも魅力です。
ガンダムサンダーボルト 見る順番
@momoko_1031 放送おつ(^ ^) 久しぶりで面白かったw 本家ガンダムシリーズ(アムロ、シャアが居た宇宙世紀シリーズ)を見るなら この順番だよ。The ORIGINとサンダーボルトは完結してないよ。 pic.twitter.com/gNCpSkaEYU
— mystar (@mystar_jp) January 31, 2016
ガンダムサンダーボルトは、有料配信版が8話と劇場版が2作品あります。
劇場版は、配信版にカットされた映像を追加したものですので、映画版のみを観ても楽しめます。
ただショートアニメ作品なので、説明が省かれているところもあったので、ストーリーやキャラクターを知るために原作を読む必要もあると思いました。
コミックの7巻までがアニメ化された範囲ですので、コミックを読んでアニメを堪能してみてください。
▼おすすめの見る順番
原作漫画を1巻から7巻を読む
映画『機動戦士ガンダムサンダーボルトDECEMBER SKY』
映画『機動戦士ガンダムサンダーボルトBANDIT FLOWER』
映画は1時間10分と比較的に短いですが、戦闘シーンのかっこよさや劇伴音楽の魅力を十分感じられるものになっています。
ガンダムサンダーボルト 動画
『ガンダムサンダーボルト』の有料配信動画は、Amazonなどのレンタルのみで1話ごとに配信されていました。
アマゾンなどでレンタル版を視聴する、またはDVDレンタルで観ましょう。
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サンダーボルトは映画2本をレンタルできますので、無料期間中にレンタルしてみてください。
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1期、2期の計8話、劇場版2作品全てレンタル配信中です。
1話毎にレンタルするよりも映画をレンタルするのが安いです。
アマゾンプライムでは配信版が1話550円。映画版は1本407円でレンタル可能なので、かなりお得に観られますよ。
スマホやパソコンで気軽に楽しみたい方、配信版を見たい方はアマゾンプライムがオススメです。
バンダイチャンネルでレンタルすると他のガンダム作品も楽しめる
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無料会員でもレンタル可能ですが、見放題プランに加入すると『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』や『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』など様々なガンダム作品をたっぷり堪能することも可能です。
月額料金も1100円と比較的リーズナブル。
キャリア決済にも対応していて利用しやすいので、クレジットカード払いをしない方にもオススメです。
バンダイチャンネル→https://www.youtube.com/user/BandaiChannel
『ガンダムサンダーボルト』の観る順番や動画視聴情報をまとめました。
本作で登場するモビルスーツはどれもボディに重厚感があってかっこ良く、戦闘シーンもリアルに精巧に描かれているので満足できる作品です。
『機動戦士ガンダム』の有名なモビルスーツもリファインされて、よりかっこ良く描かれているので最高ですよ。
ぜひ極上のバトルシーンを体感してみてください。